【グランメゾン東京】サトウワイナリーのブリーズは実在する？モデルとなった白ワインを紹介！
2025年現在も根強い人気を誇るTBSドラマ『グランメゾン東京』。中でも第9話に登場した「サトウワイナリーのブリーズ」という白ワインに、
あのワインが飲みたい！
実際に買えるの？
と検索するファンが続出しています。
この記事ではサトウワイナリーのブリーズが実在するのかどうかを解説し、もし実在しない場合はそのモデルとされるワイン、そして実際に購入できるおすすめの代替ワインをご紹介します。
グランメゾン東京第9話で話題！「サトウワイナリーのブリーズ」とは？
2019年放送の『グランメゾン東京』第9話では、物語の鍵を握るワインとして「サトウワイナリーの白ワイン・ブリーズ」が登場します。これは、木村拓哉さん演じる尾花夏樹や、中村アンさん演じる久住栞奈らが、最終審査に挑む料理のペアリングに選ぶ“勝負の一本”でした。
劇中で栞奈はこのワインをこう評します
「値段は2,000円くらい。でも、味のバランスがすごく良いの。香りも華やかで、フルーティで…料理を引き立てるというより、ワインに合わせて料理を変えたくなるの。」
この言葉から読み取れる特徴は以下の通りです
- 日本産の白ワイン
- 税込2,000円前後の価格帯
- フルーティで華やかな香り
- 爽やかな酸味とほのかな甘み
- 単体での存在感が強く、料理と対等に渡り合える
また、登場シーンでは、尾花たちがワイナリーを訪れる場面も印象的です。
風通しの良い丘の上に並ぶブドウ畑、日照時間の長さ、そして“高畝（たかうね）式”と呼ばれる畑の構造が描写され、ワインへの強いこだわりが伝わってきます。
次に、この「サトウワイナリー」と「ブリーズ」というワインが、実際に存在するのかを見ていきましょう。
「サトウワイナリーのブリーズ」は実在するの？
結論からお伝えすると、「サトウワイナリーのブリーズ」は架空のワインです。
2025年現在、国内外を含めて「佐藤ワイナリー」あるいは「サトウワイナリー」という名前のワイナリーで「ブリーズ」という銘柄の白ワインを製造・販売している実在企業は確認されていません。
「佐藤ワイナリー」は実在しないが、よく似た名前のワイナリーはある
ドラマの中では「佐藤葡萄酒株式会社」という名前で登場していますが、これは実在する山形県南陽市の「有限会社 佐藤ぶどう酒」と名前が酷似しています。
実在の「佐藤ぶどう酒」は大正時代から続く老舗ワイナリーで、主に「金渓（きんけい）ワイン」という自社ブランドを展開しています。
赤・白・ロゼのバリエーションがあり、白ワインでは国産デラウェアや甲州を用いたやや甘口のワインが人気です。
ただし、「佐藤ぶどう酒」の製品に『ブリーズ』という銘柄のワインは存在しません。
「ブリーズ」という銘柄もフィクション
「ブリーズ（Brise）」とはフランス語で「そよ風」を意味する言葉で、ワインの世界では時折ラベルネームや商品名に使われることがあります。ただし、“佐藤ワイナリーのブリーズ”という組み合わせは存在せず、完全にドラマオリジナルの銘柄名となっています。
このように、「サトウワイナリーのブリーズ」はあくまでドラマ『グランメゾン東京』のために創作された架空のワインであることがわかります。
ではなぜここまでリアルに作り込まれていたのか？実は、実在するワイナリーやワインをモデルにしていた形跡があるのです。
次は、その「ブリーズ」のモデルになったとされる実在の白ワインを詳しく見ていきましょう。
「ブリーズ」のモデルとなった白ワインとは？
「サトウワイナリーのブリーズ」は架空のワインですが、実はその描写やロケ地、ワインの特徴から、モデルとなった実在のワインが存在すると考えられています。
ファンやワイン愛好家の間では、以下の2つが「ブリーズ」のモデル候補として有力視されています。
1. 名前のモデル候補：山形県「佐藤ぶどう酒 金渓ワイン」
まず名前のモデルと考えられるのが、山形県南陽市に実在する「佐藤ぶどう酒」です。ドラマに登場する「佐藤葡萄酒株式会社」と非常によく似た名前であることから、制作側が参考にした可能性が高いと言われています。
このワイナリーは「金渓（きんけい）ワイン」ブランドで知られており、山形県産のデラウェアや甲州などを使ったワインを製造。白ワインは、やや甘口で果実味がありながらもすっきりと飲みやすく、食事と合わせやすいのが特徴です。
価格帯は1,300円〜2,000円程度と手頃で、「2,000円くらいの国産白ワイン」というブリーズの設定にも合致します。
ただし、金渓ワインの中には「ブリーズ」という名前の製品はありません。あくまで名称や価格帯の面で参考になった可能性が高いモデルといえるでしょう。
2. 中身のモデル候補：山梨県「グレイスワイン グリド甲州」
そして中身、つまりワインの品質・描写・ロケ地の面でほぼ確実にモデルとなっていると見られているのが、山梨県の「グレイスワイン（中央葡萄酒）」の『グリド甲州』です。
その理由は主に3つあります。
ロケ地そのものだった
第9話で尾花たちが訪れた「サトウワイナリー」のシーンは、実際にはグレイスワインの明野（あけの）農場で撮影されています。エンドロールにも「GRACE WINE」の名前がクレジットされており、実際に撮影協力していたことが明記されています。
台詞の内容が明野農場の特徴と一致
劇中で栞奈が語った、「日照時間が日本一」「高畝式でブドウを育てている」といった台詞は、明野農場の実際の栽培手法と一致しています。この点からも、ワイナリーの設定自体がグレイスワインを下敷きにしていることが分かります。
「グリド甲州」がワインの特徴にぴったり
グレイスの『グリド甲州』は、甲州ぶどう100%で造られる辛口の白ワイン。柑橘系の爽やかな香りとしっかりとした酸、ほのかな甘みがあり、食中酒として非常に評価の高い一本です。
価格も1,800〜2,200円前後と手ごろで、劇中の「2,000円前後で買える高品質な白ワイン」という条件と完全に一致します。
「ブリーズ」を飲みたいあなたへ｜おすすめ代替ワイン2選
「サトウワイナリーのブリーズ」は残念ながら実在しませんが、モデルとなったと考えられるワインは今すぐ購入可能です。
ここでは、ドラマの雰囲気をそのまま味わえるような、2つの実在ワインをご紹介します。どちらもAmazonや楽天で手軽に入手でき、初心者にもやさしい国産白ワインです。
1. グレイスワイン『グリド甲州』（中央葡萄酒）
モデル本命とされる一本。まさに“ブリーズの味”を再現したいならコレ。
- 原産地：山梨県 明野町
- ぶどう品種：甲州100%
- 味わい：すっきりとした酸味と柑橘系の香り。果実味がありつつ、辛口で食中酒向き。ほのかにスパイス感も感じられるバランスの良さ。
- 価格帯：税込1,800円〜2,200円前後（750ml）
- 購入先：Amazon・楽天市場などで安定的に販売中
「香りが華やか」「料理を引き立てるだけでなく主役になる」といったドラマ内の評価と完全に一致する味わいです。
和食全般はもちろん、白身魚のムニエル、鶏のグリル、柑橘を使った前菜などと相性抜群です。
2. 金渓ワイン 白（佐藤ぶどう酒／山形県）
「佐藤ワイナリー」に名前が似ていて、親しみやすい1本。ドラマの“雰囲気”を楽しみたい人におすすめ。
- 原産地：山形県 南陽市（赤湯地区）
- ぶどう品種：デラウェア・甲州など（商品により異なる）
- 味わい：やや甘口〜中辛口。フレッシュな酸味と控えめな果実味で、飲みやすさに定評あり。
- 価格帯：1,300円〜2,000円程度（720ml）
- 購入先：楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで取り扱いあり（Amazonは限定）
ネーミングの近さから話題になった金渓ワイン。中でも「白・辛口」は、ブリーズに近い印象で、「気軽に試したい人」や「贈り物にも使いたい人」にもおすすめです。
まとめ｜サトウワイナリー「ブリーズ」は買えないけど、雰囲気は味わえる！
『グランメゾン東京』第9話で登場した「サトウワイナリーのブリーズ」は、実在しない架空のワインです。しかし、その設定や描写には細かなこだわりが込められており、現実のワインやワイナリーをモデルにしていることが明らかになっています。
特に、
- 山形の「佐藤ぶどう酒」 → 名前のモデル
- 山梨の「グレイスワイン グリド甲州」 → 味・ロケ地・設定のモデル
という二層構造で作られた“ブリーズ”は、フィクションながらリアルに限りなく近い存在でした。
だからこそ、多くの視聴者が「飲んでみたい」「探している」と感じたのも無理はありません。実際に、グレイスワインや金渓ワインはどちらも通販で購入可能なので、「ブリーズが忘れられない！」というあなたも、今すぐドラマの余韻を体験できます。
🍷 グレイス『グリド甲州』を飲んで、尾花や栞奈たちの選択を体で感じてみるのも良し。
🍷 金渓ワインで、サトウワイナリーの“気配”を味わうのもまた一興。
どちらも、あなたのワイン体験をちょっと特別にしてくれるはずです。
それでは、素敵な一杯とともに乾杯を。
ボナペティ！
